今回はサイドボードについて触れてみたい。
サイドボードにも色々と種類があるが、大体のレガシーのデッキのサイドボードは一般的なサイドボードである、ディフェンシブサイドボードを取る場合が多い。
なぜかというと、一番無難で丸いから。これに尽きると思う。

レガシーの大会で、上位に行けば行くほどに当たり易くなるコンボの存在は軽視できるものではなく、コンボ対策は必須であると言えるが、これは現在のレガシーのメタがコンボ寄りなためと考えられる。そのため、多くのデッキのサイドボードでアンチコンボのメタサイドボードの形を取る事になる。
また、同環境による緑を含んだビートダウンデッキの存在も無視できず、ゴイフや聖遺の騎士に対するキラーカード、黒の特権とも言える非業の死は、カラーサイドボードの代表格である。生物のサイズ差で劣る黒白系のデッキ等では数枚投入されているのも当たり前な感じになっている。

コンボデッキは対策されると勝ちにくいため、コンボ側も相手の対策に対策をするという形でのサイドボード、アンチサイドボードを取る事が多数である。例を上げれば、ANTがサイド後、相手のガドックやピキュラに対抗するために死の印を入れたり、Dredgeがトーモッドや遺産を意識して、古えの遺恨やらを入れるのもコレに当てはまる。

そのような中で、アグレッシブサイドボード(オフェンシブサイドボード)は、サイドボードを入れ替える事によりメインの動きとは別の動きになると言ったもの。ここ最近の例になると、少し古いが2011年(今年)のエターナルパーティの優勝デッキである青黒ウーズリアニがアグレッシブサイドボード戦略を取っていた。
本来、リアニは墓地対策をされれば脆いイメージがある。だが、このリアニはサイド後に実物提示エムラにシフトすることで、墓地に依存しないデッキとなり、相手の墓地対策を腐らせることができる。
これは、相手側の思考やサイド後の性質を考えると、非常に理に合っているもので、単純にすごいと思った。(小学生並みの感想)
さすがに200人規模の大会で優勝するデッキは少し違うものがある。

最近になって、サイドボードを練り込んでまでが、本当のデッキだという事を痛感し、サイドプランにも力を入れているのだが、
…まぁ、奥が深いよねっていう。

いろいろと研究、実践をして、相手の度肝抜かすようなサイドボードを組むのが目標w
もちろん、勝てないとダメだけど…w

コメント

カッツ
2011年5月4日7:50

リアニを実物提示に・・・
デッキの作りに共通点があるからこそできる技なんでしょうねー

でも楽しそうですねw

頑張ってくださーいノシ

獄卒
2011年5月4日19:57

>カッツ@Vitzさん
戦略の幅が広がり、サイド後の駆け引きの要素も強くなりますからね。
仮組みはできたのですが、さすがにこればかりは脳内構築だけでは不十分そうなので、本当に実戦レベルかどうかは今度試してみる予定ですw

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