タイブレイカー メモ用
2011年9月10日 TCG全般【タイブレイカー/Tie Breaker】は、マッチ・ポイントが同点のプレイヤーの順位を決定するアルゴリズム。
オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ、ゲーム・ウィン・パーセンテージ、オポネント・ゲーム・ウィン・パーセンテージの高い順に上位になる。それらすべてが同じであった場合、同順位となる。
(下線で囲ってある語は、「定義」の項目で定義されています)
最終ラウンドの終了時に、プレイヤーは、そのトーナメント中に得た_ マッチ・ポイント_ の合計によってランクづけられます。シングル・エリミネーション・ラウンドに進むプレイヤーは、そのランクによって決定されます。決勝に進んだプレイヤーのマッチ・ポイント合計が等しい場合、以下のタイブレイカーが(以下の順序で)適用されます。
優先順位
1.全ての同率の参加者を、オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージで比較する。
2.全ての同率の参加者を、それぞれのゲーム・ウィン・パーセンテージで比較する。
3.全ての同率の参加者を、オポネント・ゲーム・ウィン・パーセンテージで比較する。
定義
マッチ・ポイント:
プレイヤーは、勝ったマッチ一つごとに3点、引き分けたマッチ一つごとに1点のマッチ・ポイントを得る。(負けたマッチではポイントは得られない。)
マッチが時間切れになって、両方のプレイヤーが同じ数のゲームに勝利していたら、そのマッチは引き分けとみなす。時間切れになったときに、一方のプレイヤーがその対戦相手よりも多くのマッチに勝利していたら、マッチに勝ったと記録される。不戦勝になったプレイヤーは、3点のマッチ・ポイントを得る。
例:
・プレイヤーAは、6-2-0(勝-負-分)の成績であった。この場合、彼女は18点(6×3+2×0+0×1)のマッチ・ポイントとなる。
・プレイヤーBは、4-2-2であった。彼のマッチ・ポイントは14点(4×3+2×0+2×1)である。
マッチ・ウィン・パーセンテージ:
あるプレイヤーのマッチ・ウィン・パーセンテージは、そのプレイヤーの合計マッチ・ポイントを参加したラウンド数×3で割ったものである。ただし、0.33よりも小さかった場合には0.33として扱われる。(マッチ・ウィン・パーセンテージの最低値[0.33]を定めることは、タイブレーカーの第1段階においてオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージを計算するときにあまりにも不利になることを防ぐ)
例:
・プレイヤーCの成績は5-2-1であった。彼女のマッチ・ポイントは16であり、8ラウンドに参加している。彼女のマッチ・ウィン・パーセンテージは、16÷(8×3)=16÷24=0.677である。
・プレイヤーDは4ラウンドまでに1-3-0で、そこで棄権した。彼のマッチ・ポイントは3であり、マッチ・ウィン・パーセンテージは3÷(4×3)=3÷12=0.25である。しかし、これは0.33よりも低いので、彼のマッチ・ウィン・パーセンテージは0.33として取り扱われる。
・プレイヤーEの成績は3-2-0で、1回戦は不戦勝であった。彼女のマッチ・ポイントは9(うち3点は不戦勝による)であり、彼女のマッチ・ウィン・パーセンテージは9÷(5×3)=9÷15=0.60である。
オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ:
あるプレイヤーのオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージとは、そのプレイヤーが対戦した相手のマッチ・ウィン・パーセンテージの平均である(不戦勝のラウンドは除く)。上に書いたマッチ・ウィン・パーセンテージの定義を用いて、それぞれの対戦相手のマッチ・ウィン・パーセンテージを算出する。
例:
・プレイヤーFの、8回戦のトーナメントにおける成績は6-2-0であり、彼女の対戦相手の成績は、それぞれ4-4-0、7-1-0、1-3-1、3-3-1、6-2-0、5-2-1、4-3-1、6-1-1であった。この場合、彼女のオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージは
(12/24 + 21/24 + 4/15 + 10/21 + 18/24 + 16/24 + 13/24 + 19/24)÷8
小数に直し、0.33を下まわる値を修正すると、
(0.50 + 0.88 + 0.33 + 0.48 + 0.75 + 0.67 + 0.54 + 0.79)÷8
=4.94÷8
=0.62
となる。
・プレイヤーGも、同じトーナメントで6-2-0の成績を得ていた。彼の対戦相手の成績は、不戦勝、7-1-0、1-3-1、3-3-1、6-2-0、5-2-1、4-3-1、6-1-1であった。したがって、彼のオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージは、上と同じように計算して、
(0.88 + 0.33 + 0.48 + 0.75+ 0.67 + 0.54 + 0.79)÷7=0.63となる。
ゲーム・ポイント:
ゲーム・ポイントとは、マッチ・ポイントと同じように、各ゲームごとに勝てば3点、引き分けで1点を得るというポイントである。終わらなかったゲームは、引き分けとして扱われる。プレイされなかったゲームには点数は与えられない。
例:
・プレイヤーEは、あるマッチに2-0-0で勝った。このとき、彼女は6点のデュエル・ポイントを得、対戦相手はゲーム・ポイントを得られない。
・プレイヤーFは、あるマッチに2-1-0で勝った。このとき、彼女は6点のデュエル・ポイントを得、対戦相手は3点のゲーム・ポイントを得る。
・プレイヤーGは、あるマッチに2-0-1で勝った。このとき、彼は7点のデュエル・ポイントを得、対戦相手は1点のゲーム・ポイントを得る。
ゲーム・ウィン・パーセンテージ:
マッチ・ウィン・パーセンテージと同じように、あるプレイヤーのゲーム・ウィン・パーセンテージは、ゲーム・ポイントを彼が行なったゲームの総数×3で割って求められる。
例:
・プレイヤーHは、4ラウンドのスイス式トーナメントに参加した。彼の成績は、
2-0-0(6ゲーム・ポイント)
2-1-0(6ゲーム・ポイント)
1-2-0(3ゲーム・ポイント)
2-0-0(6ゲーム・ポイント)
であった。彼のゲーム・ポイントは21点であり、彼のゲーム・ウィン・パーセンテージは21÷(10×3)=0.70である。
・同じトーナメントにおいて、プレイヤーIのゲームの成績は、
1-2-0(3ゲーム・ポイント)
1-2-0(3ゲーム・ポイント)
0-2-0(0ゲーム・ポイント)
1-2-0(3ゲーム・ポイント)
であった。彼女のゲーム・ポイントは9点であり、彼女のゲーム・ウィン・パーセンテージは9÷(11×3)=0.27である。
オポネント・ゲーム・ウィン・パーセンテージ:
オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージと同じように、あるプレイヤーのオポネント・ゲーム・ウィン・パーセンテージは、単純にその対戦相手全員のデュエル・ウィン・パーセンテージの平均で求められる。オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージを求めるときと同じように、0.33以下のゲーム・ウィン・パーセンテージは0.33として計算する。
不戦勝:
プレイヤーがあるラウンドで不戦勝になったとき、そのマッチに2-0-0で勝ったものとして計算される。つまり、3マッチポイントを得、6ゲームポイントを得る。彼または彼女のオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージやオポネント・ゲーム・ウィン・パーセンテージを求めるときには、それは無視される。
WIZARDS OF THE COAST, Magic: The Gathering, the Magic: The Gathering Pro Tour and DCI are trademarks of Wizards of the Coast, Inc. (C)1999 Wizards of the Coast, Inc. All rights reserved.
オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ、ゲーム・ウィン・パーセンテージ、オポネント・ゲーム・ウィン・パーセンテージの高い順に上位になる。それらすべてが同じであった場合、同順位となる。
(下線で囲ってある語は、「定義」の項目で定義されています)
最終ラウンドの終了時に、プレイヤーは、そのトーナメント中に得た_ マッチ・ポイント_ の合計によってランクづけられます。シングル・エリミネーション・ラウンドに進むプレイヤーは、そのランクによって決定されます。決勝に進んだプレイヤーのマッチ・ポイント合計が等しい場合、以下のタイブレイカーが(以下の順序で)適用されます。
優先順位
1.全ての同率の参加者を、オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージで比較する。
2.全ての同率の参加者を、それぞれのゲーム・ウィン・パーセンテージで比較する。
3.全ての同率の参加者を、オポネント・ゲーム・ウィン・パーセンテージで比較する。
定義
マッチ・ポイント:
プレイヤーは、勝ったマッチ一つごとに3点、引き分けたマッチ一つごとに1点のマッチ・ポイントを得る。(負けたマッチではポイントは得られない。)
マッチが時間切れになって、両方のプレイヤーが同じ数のゲームに勝利していたら、そのマッチは引き分けとみなす。時間切れになったときに、一方のプレイヤーがその対戦相手よりも多くのマッチに勝利していたら、マッチに勝ったと記録される。不戦勝になったプレイヤーは、3点のマッチ・ポイントを得る。
例:
・プレイヤーAは、6-2-0(勝-負-分)の成績であった。この場合、彼女は18点(6×3+2×0+0×1)のマッチ・ポイントとなる。
・プレイヤーBは、4-2-2であった。彼のマッチ・ポイントは14点(4×3+2×0+2×1)である。
マッチ・ウィン・パーセンテージ:
あるプレイヤーのマッチ・ウィン・パーセンテージは、そのプレイヤーの合計マッチ・ポイントを参加したラウンド数×3で割ったものである。ただし、0.33よりも小さかった場合には0.33として扱われる。(マッチ・ウィン・パーセンテージの最低値[0.33]を定めることは、タイブレーカーの第1段階においてオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージを計算するときにあまりにも不利になることを防ぐ)
例:
・プレイヤーCの成績は5-2-1であった。彼女のマッチ・ポイントは16であり、8ラウンドに参加している。彼女のマッチ・ウィン・パーセンテージは、16÷(8×3)=16÷24=0.677である。
・プレイヤーDは4ラウンドまでに1-3-0で、そこで棄権した。彼のマッチ・ポイントは3であり、マッチ・ウィン・パーセンテージは3÷(4×3)=3÷12=0.25である。しかし、これは0.33よりも低いので、彼のマッチ・ウィン・パーセンテージは0.33として取り扱われる。
・プレイヤーEの成績は3-2-0で、1回戦は不戦勝であった。彼女のマッチ・ポイントは9(うち3点は不戦勝による)であり、彼女のマッチ・ウィン・パーセンテージは9÷(5×3)=9÷15=0.60である。
オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージ:
あるプレイヤーのオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージとは、そのプレイヤーが対戦した相手のマッチ・ウィン・パーセンテージの平均である(不戦勝のラウンドは除く)。上に書いたマッチ・ウィン・パーセンテージの定義を用いて、それぞれの対戦相手のマッチ・ウィン・パーセンテージを算出する。
例:
・プレイヤーFの、8回戦のトーナメントにおける成績は6-2-0であり、彼女の対戦相手の成績は、それぞれ4-4-0、7-1-0、1-3-1、3-3-1、6-2-0、5-2-1、4-3-1、6-1-1であった。この場合、彼女のオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージは
(12/24 + 21/24 + 4/15 + 10/21 + 18/24 + 16/24 + 13/24 + 19/24)÷8
小数に直し、0.33を下まわる値を修正すると、
(0.50 + 0.88 + 0.33 + 0.48 + 0.75 + 0.67 + 0.54 + 0.79)÷8
=4.94÷8
=0.62
となる。
・プレイヤーGも、同じトーナメントで6-2-0の成績を得ていた。彼の対戦相手の成績は、不戦勝、7-1-0、1-3-1、3-3-1、6-2-0、5-2-1、4-3-1、6-1-1であった。したがって、彼のオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージは、上と同じように計算して、
(0.88 + 0.33 + 0.48 + 0.75+ 0.67 + 0.54 + 0.79)÷7=0.63となる。
ゲーム・ポイント:
ゲーム・ポイントとは、マッチ・ポイントと同じように、各ゲームごとに勝てば3点、引き分けで1点を得るというポイントである。終わらなかったゲームは、引き分けとして扱われる。プレイされなかったゲームには点数は与えられない。
例:
・プレイヤーEは、あるマッチに2-0-0で勝った。このとき、彼女は6点のデュエル・ポイントを得、対戦相手はゲーム・ポイントを得られない。
・プレイヤーFは、あるマッチに2-1-0で勝った。このとき、彼女は6点のデュエル・ポイントを得、対戦相手は3点のゲーム・ポイントを得る。
・プレイヤーGは、あるマッチに2-0-1で勝った。このとき、彼は7点のデュエル・ポイントを得、対戦相手は1点のゲーム・ポイントを得る。
ゲーム・ウィン・パーセンテージ:
マッチ・ウィン・パーセンテージと同じように、あるプレイヤーのゲーム・ウィン・パーセンテージは、ゲーム・ポイントを彼が行なったゲームの総数×3で割って求められる。
例:
・プレイヤーHは、4ラウンドのスイス式トーナメントに参加した。彼の成績は、
2-0-0(6ゲーム・ポイント)
2-1-0(6ゲーム・ポイント)
1-2-0(3ゲーム・ポイント)
2-0-0(6ゲーム・ポイント)
であった。彼のゲーム・ポイントは21点であり、彼のゲーム・ウィン・パーセンテージは21÷(10×3)=0.70である。
・同じトーナメントにおいて、プレイヤーIのゲームの成績は、
1-2-0(3ゲーム・ポイント)
1-2-0(3ゲーム・ポイント)
0-2-0(0ゲーム・ポイント)
1-2-0(3ゲーム・ポイント)
であった。彼女のゲーム・ポイントは9点であり、彼女のゲーム・ウィン・パーセンテージは9÷(11×3)=0.27である。
オポネント・ゲーム・ウィン・パーセンテージ:
オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージと同じように、あるプレイヤーのオポネント・ゲーム・ウィン・パーセンテージは、単純にその対戦相手全員のデュエル・ウィン・パーセンテージの平均で求められる。オポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージを求めるときと同じように、0.33以下のゲーム・ウィン・パーセンテージは0.33として計算する。
不戦勝:
プレイヤーがあるラウンドで不戦勝になったとき、そのマッチに2-0-0で勝ったものとして計算される。つまり、3マッチポイントを得、6ゲームポイントを得る。彼または彼女のオポネント・マッチ・ウィン・パーセンテージやオポネント・ゲーム・ウィン・パーセンテージを求めるときには、それは無視される。
WIZARDS OF THE COAST, Magic: The Gathering, the Magic: The Gathering Pro Tour and DCI are trademarks of Wizards of the Coast, Inc. (C)1999 Wizards of the Coast, Inc. All rights reserved.
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