「ツキ」へのアプローチを、する【逆正弦法則】
2011年11月24日 TCG全般 コメント (4)
俗称:「ツキ」の法則
「ツキ」の存在を数学的に実証した面白い法則。
「ツキ」→博打を打ったことがある人間には馴染みが深い言葉であるだろう。
例えば、以下の要領で、コイン投げゲームのデータを取る。
1 合計0点からはじめる。
2 各時間ごとにコインを投げる。
3 裏が出たら -1点、表が出たら+1点を合計に加えていく。
4 合計を各時間ごとにグラフにプロットしていく。
5 10,000回コインを投げる。
このグラフが画像1
(4人の人がこのゲームをしたと考えてほしい)
コインの表、裏が出る確率は、共に1/2
期待値は当然、ゼロ
となると、「プラスマイナスはゼロ付近になるのでは?」と、大体の人が思うだろう。
俺もそう思っていた。
試行回数は1万回だし、確率的にも収束しそうな気がする。
ところがどっこい、これが収束しない。
時間が経つにつれ、勝ち負けが広がっていっているのが画像1から読み取れる。
つまりは、「勝つ人は勝ち続け、負ける人は負け続ける」と解釈できる。
確率論が言っている、期待値が0という意味は、十分長い時間(無限に)ゲームを行えば、「その差」/「長い時間」が0になるということで、勝ち負けが必ずイーブン(50:50)になるということではない。
勝ち負けの差自体はゲームをやればやるほどに大きくなる。
1/2は所詮「無限」での話。「有限」での話となると、必ず偏りは出てくるもので、それが一旦プラス、マイナスのどちらかに傾くと、均衡に持っていくことは難しいということ。
以上から、「最近負け続けてるけど、そろそろ勝てそうだから大きな博打をするか」や、カジノのルーレットで、「10回連続で黒か…じゃあ次は赤かな?」などの考えは、とんだお門違いと言える。
数式はクッソ難しくて理解できんから書かんわ…♂
これを考えると、運の良い人間と悪い人間、即ちツイてる人間とツイてない人間は存在すると言ってもよいかもしれない。
持って生まれてきた「宿運」の差、とでも言うべきか。
注意してほしいのが、これらの話は、実力等、全ての要素が全くの互角、イーブンでの話。
デール・カネギーは「人を動かす」というロングセラーの中で以下のような言葉を残している。
「自分の考えることが55パーセントまで正しい人は、ウォール街に出かけて、1日に100万ドルもうけることができる。55パーセントに正しい自信すらない人間に、他人の間違いを指摘する資格が、果たしてあるだろうか。 」
この55%という数字がミソ。
たった5%。若干の有利という印象だが、この5%は長期的に見ると、常勝をもたらす。
当然のようだが、この確率が上がれば上がるほど、早いうちにプラスに持っていける。
このプラスの5%を信用することは、大きな博打等ではなかなかに難しそうな気もするが、少しでも正しい方は信じることが重要ってこと。
ウォール街は世界的にも有名な金融街だから、これは株や証券の事を言っているはず。
まぁ、道理の本質は金銭に限った話ではないだろうが。
結局、最善はツキに左右されないほどの実力をつけてどうぞって話。
これは現代における競争社会に博打、ゲームと、ほぼ全てにとって言えること。
MTGでも、「あの場面でアレを引けたら勝っていた」とか「あのカードを引かれさえしなければ…」も詰めていけば、コレにあたりそう。
ツキの要素での勝ち負けが嫌なら、究極は 勝負を左右するツキの余地が絡む前に勝てば良い話。(もっとも、MTGの場合、マッチアップや先攻後攻、初手等、どうしてもツキの要素が若干は纏わり付いてくるが…)
ツキが絡んで負けたら、それは もうどうしようもない。その時の運不足か、持って生まれた運の勝負で負けたんだね、仕方ないね…♂ってところか。
【締め】
実力もあってツキも味方にできたら、人生クッソ最高ってことね。
…
久しぶりに真剣に記事を書いた気がする。(自画自賛)
「ツキ」の存在を数学的に実証した面白い法則。
「ツキ」→博打を打ったことがある人間には馴染みが深い言葉であるだろう。
例えば、以下の要領で、コイン投げゲームのデータを取る。
1 合計0点からはじめる。
2 各時間ごとにコインを投げる。
3 裏が出たら -1点、表が出たら+1点を合計に加えていく。
4 合計を各時間ごとにグラフにプロットしていく。
5 10,000回コインを投げる。
このグラフが画像1
(4人の人がこのゲームをしたと考えてほしい)
コインの表、裏が出る確率は、共に1/2
期待値は当然、ゼロ
となると、「プラスマイナスはゼロ付近になるのでは?」と、大体の人が思うだろう。
俺もそう思っていた。
試行回数は1万回だし、確率的にも収束しそうな気がする。
ところがどっこい、これが収束しない。
時間が経つにつれ、勝ち負けが広がっていっているのが画像1から読み取れる。
つまりは、「勝つ人は勝ち続け、負ける人は負け続ける」と解釈できる。
確率論が言っている、期待値が0という意味は、十分長い時間(無限に)ゲームを行えば、「その差」/「長い時間」が0になるということで、勝ち負けが必ずイーブン(50:50)になるということではない。
勝ち負けの差自体はゲームをやればやるほどに大きくなる。
1/2は所詮「無限」での話。「有限」での話となると、必ず偏りは出てくるもので、それが一旦プラス、マイナスのどちらかに傾くと、均衡に持っていくことは難しいということ。
以上から、「最近負け続けてるけど、そろそろ勝てそうだから大きな博打をするか」や、カジノのルーレットで、「10回連続で黒か…じゃあ次は赤かな?」などの考えは、とんだお門違いと言える。
数式はクッソ難しくて理解できんから書かんわ…♂
これを考えると、運の良い人間と悪い人間、即ちツイてる人間とツイてない人間は存在すると言ってもよいかもしれない。
持って生まれてきた「宿運」の差、とでも言うべきか。
注意してほしいのが、これらの話は、実力等、全ての要素が全くの互角、イーブンでの話。
デール・カネギーは「人を動かす」というロングセラーの中で以下のような言葉を残している。
「自分の考えることが55パーセントまで正しい人は、ウォール街に出かけて、1日に100万ドルもうけることができる。55パーセントに正しい自信すらない人間に、他人の間違いを指摘する資格が、果たしてあるだろうか。 」
この55%という数字がミソ。
たった5%。若干の有利という印象だが、この5%は長期的に見ると、常勝をもたらす。
当然のようだが、この確率が上がれば上がるほど、早いうちにプラスに持っていける。
このプラスの5%を信用することは、大きな博打等ではなかなかに難しそうな気もするが、少しでも正しい方は信じることが重要ってこと。
ウォール街は世界的にも有名な金融街だから、これは株や証券の事を言っているはず。
まぁ、道理の本質は金銭に限った話ではないだろうが。
結局、最善はツキに左右されないほどの実力をつけてどうぞって話。
これは現代における競争社会に博打、ゲームと、ほぼ全てにとって言えること。
MTGでも、「あの場面でアレを引けたら勝っていた」とか「あのカードを引かれさえしなければ…」も詰めていけば、コレにあたりそう。
ツキの要素での勝ち負けが嫌なら、究極は 勝負を左右するツキの余地が絡む前に勝てば良い話。(もっとも、MTGの場合、マッチアップや先攻後攻、初手等、どうしてもツキの要素が若干は纏わり付いてくるが…)
ツキが絡んで負けたら、それは もうどうしようもない。その時の運不足か、持って生まれた運の勝負で負けたんだね、仕方ないね…♂ってところか。
【締め】
実力もあってツキも味方にできたら、人生クッソ最高ってことね。
…
久しぶりに真剣に記事を書いた気がする。(自画自賛)
コメント
デッキを完全に使いこなして最良のプレイをしていればついてなくともなんとかなるものだぜ♂ってことでいいのかな?
おれは黒コンとMUDを極める!
ここらができれば、おそらくは かなり勝てると思います。
人為的にできるところのパラメータは可能な限りあげたいところです。
余談ですけど、MOMAに対抗するべく、ヘイトレッド(憎悪)がトーナメントシーンにあった時、嫌がらせをするためだけに赤単デッキが環境にチラホラいたらしいです。緒戦でヘイトレッドがそこを踏んでしまうと、メタを読んでいようが、最適のプレイをしようが、勝てないんですよね。
真の強者となると、当たり運(ツキ)も重要ってことですね。
抽選は平等ですから
そう考えると一定のデッキに対してはメインでほとんど安定して勝てるようなコンボデッキは、ほかのデッキに比べて当たり運の恩恵がデカイので有利と言えますね。
当日は勝つ運気、流れが来ていたのだと思いますw
ビートとクロパーの数が同じくらいなら、相手としてビートを引けるツキもコンボ使いには求められるのでしょう。
ベルチャーのようなデッキなら なおさらですね。