先日に元同級の子の母親が亡くなったと聞き、えらく急な訃報で驚いた。心筋梗塞だったらしい。
去年の12月は、まだ元気だったのに、人の寿命とは、つくづく分からない。
享年56歳は若すぎる。ご冥福をお祈りします。
娘の結婚式も控えていたようで、それを思うと もう少し何とかならなかったのか、と考えてしまう。
もっとも、先の未来なんて分かるわけないので、事前の対処なんてできるわけもないが…


以前、テレビ番組の世にも奇妙な物語で、友人の「死の未来」を何とか防ぐために頑張る男の話があった。

その友人は、最初は階段を踏み外して死ぬ未来だったのだが、それを男が階段に近寄らせないようにすることで、その場で死ぬことはなくなった。これは、未来が分かれば、事前に対処することは容易だ。
だが、他の要因でどうしても死んでしまう。何度も助けようと頑張るが、助けてもその場凌ぎ。
(1)階段での転落死を防ぐ→(2)他の要因で死ぬ
(2)で死ぬと、一度リセットされ、(1)が起きる前の時間帯まで巻き戻る。これによって、友人を助けるチャンスが何度も訪れるといったもの。
なので、次は(2)の要因も防ぐことができるのだが、これを防いでも、第3、第4と、死の要因は無尽蔵に友人に降りかかる。
結果、「死の未来」は決して変わらない。
結局、男は友人の「死の未来」を変えることはできずに諦め、最後に友人に、「お前、自分がこれから死ぬって分かったら、どうする?」的な事を言う。
ちなみに、この話のオチは、数年後に男は、自身の彼女から、「あなた、これから自分が死ぬって分かったら、どうする?」的な事を泣きながら言われるといったもの。

かなり前の話なので、うろ覚えだが、確かこんな感じだった。

つまりは、仮に未来が分かっていても、この話では寿命まで変えることはできないということ。(未来を変えることは可能)
実際は未来を変えれば、寿命も変わるかもしれないけど、そもそも未来の確認ができないから、実証もクソもないんだよなぁ…
未来を知るにはタイムマシンがお馴染みなんだけど、タイムマシンが開発されてたら、未来人が現代に来てるはず。でも、そんなこともなさそうだから、人類の歴史でタイムマシンが発明されることはないんじゃない?(適当)
まぁ、未来人が正体を隠して、現代社会に潜んでいる可能性は微粒子レベルで存在するが…

未来が分かれば絶望か希望か。
死ぬ日が分かれば、それまでに悔いが残らない人生を歩む努力をする人が多くなるかもしれない。
逆に、絶望を感じ、何もアクションを起こさない人も多くなるかもしれない。

ドラえもんの話だと、確かあの屑野郎は当初はジャイ子と結婚する予定だった気がする。
それがSZKちゃんと結婚するようになったが、結局あの屑野郎は何もしていない。基本DREMN任せの、どうしようもないホモガキ。それだと、始めから屑野郎はSZKちゃんと結婚する未来だったんじゃない?
wiki見たら、DREMNは屑野郎の孫が悲惨な未来を変えるために派遣したらしい。
過去を変えれば未来が変わるというのは、もっともな理屈っぽいが、過去にDREMNを送った結果が、その未来ということなのでは?
そもそも、過去を変えるということは、多くの矛盾を生む。
ここで過去に関するパラドックスの話を考える。
例えば、タイムマシンで自分が過去に行って、両親を殺害したとする。この場合どうなるか。
両親が歴史上からいなくなったことで、自分の存在が消滅する。自分が消滅したことによって、両親は殺害されることはない。
これは自分を殺害した場合も同上。過去の自分を殺す→自分がいなくなる→殺す自分がいない、といった具合。
これを考えると、過去を本当に変えることができるかは怪しいところ。

あと、未来が分かった場合の博打の例を考えてみる。
競馬や競艇の場合だと、着順が確実に分かるため、100%的中させることが可能。
ちょっと未来行ってくるわー って未来に行って、レース結果を見る。
で、現代に戻って、馬券や船券を購入する。
すると、まぁ当然当たる。それだと、未来の自分も当ててることになる。
つまりは、「過去の行いと未来の結果は延長線上にある」と考えられる。未来を変えようとした場合は、結局はそれが結果になり、それが未来である。
100%的中させたところで、それが未来であることに変わりはなく、自身が「未来を変えた気になっている」状態なのではないか。

しかし、その理屈だと引っ掛かることがある。それはその時の未来の自分の姿。
馬券を当ててる自身の姿を見た場合、馬券を買わなければどうなるのか。
買わなければ、未来は変わったことになる。
ただ、買わなければ、未来の自分は博打を当てていないはずである。その姿を見ることはおかしい。

これもう分かんねぇな…

何気に深い話を書いたつもりなので、この記事が寿命や未来について考える機会になれば幸い。

コメント

マイコロス
2012年1月11日19:46

命と意志に関するタイムトラベル映画なら『ドニーダーゴ』を見て、どうぞ。

上で触れられている世にも奇妙な物語は河原でキャッチボールをする話ですかね?世にも~にしては珍しく青春モノで切なさを感じたのが記憶にあります。

獄卒
2012年1月11日19:57

ドニーダーゴの作品概要を調べてみましたが、面白そうな作品ですね。
借りて観てみようかしら…

世にも奇妙な物語は、多分その話です。知っている人がいて良かったです(安堵)

やちひこ
2012年1月11日22:18

タイムパラドックスは、大体4つありますよ。
1、変えれない。未来も過去もレールの上のごとく変わらないというもの。
2、変わる。バック・トゥ・ザ・フューチャーがこれにあたります。
3、変わるけど、大きくは変わらない。ドラえもんがこれにあたります。上記の世にも~も、これですね。
4、変えると、分岐する。パラレルワールドっていうやつです。ハルヒのみくるちゃんがこれです。
あくまでも、イメージで考えてね。詳しく知りたいなら、Google先生に聞いてね(笑)

にゃんにゃん
2012年1月12日0:12

私は脳梗塞と聞いたが。


パラレルワールドって存在すると思うんだ…。

獄卒
2012年1月12日2:24

>YCHK兄貴
参考兄貴オッスオッス
いずれもSF要素として、映画や漫画、アニメに取れ入れることによって興味深い作品になっていますね。
それと、実を言うとハルヒは詳しく知らないんだよなぁ…

>にゃん
あー…

ま、存在するんじゃない?(思考放棄)

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